船橋松陰塾 藤原校 の狭場です。

夏期講習真っ只中です。
さて、今日は本当に久しぶりの修養講義の更新です。
第八回目ですが、本当は十六回目まで進んでいます・・・。
これからはこまめに更新しなければ・・・・。

さて、第八回目は中江藤樹を取り上げました。
実は第八回目を取り上げた時、世間は前東京都知事の舛添要一氏の話題一色でした。
そんな中であったからこそ、塾生に倫理観を問いたかったのです。

中江藤樹と言えば、近江聖人(おうみせいじん)です。
江戸時代初期の陽明学者でもありました。
陽明学とは、儒教の一派です。
詳細は延べませんが、端的に言うと、時代に適応した実践倫理を説いた考えです。

彼には、こんな有名な逸話があります。

ある馬方が(馬で客や荷物を運ぶ業者)が仕事を終えて家に戻りました。
そして、馬を洗おうと鞍を外すと、二百両(約2000万円)もの大金が入った袋がでてきたのです。
馬方は驚き、先ほど宿まで送った飛脚が忘れたものに違いないと、宿まで戻りました。
お金を無くして途方に暮れていた飛脚は歓喜しました。
そして、別の入れ物から十五両を取り出しこう言いました。
「もしこの二百両がなければ私の命だけでなく、親兄弟までも重い罪になっていたでしょう。どうか、これをお礼に受け取ってください。」
しかし馬方は、「あなたのお金をあなたが受け取っただけなのに、どうしてお礼ということがありましょうか。」と言って受け取りません。
飛脚は十両にに減らし、五両、三両となり、一両の半分の二分までしましたが、馬方は受け取りません。
そこで、「せめてこればかりは受け取ってください。そうでなくては私の心が済みません。夜も眠れません。」と言いました。
すると、「そこまで言われますならば、賃金として銭二百文(五千円)を頂きましょう。」と言って、二百文で酒を買い、その宿の人にもふるまって、良い気持ちになって帰ろうとしました。
飛脚は感心して、「あなたはどういう人ですか」と尋ねました。
馬方は、「名乗るほどの者ではございません、ただ私の住んでいる近くの小川村に藤樹先生という人がおられまして、『親には孝行しなさい。主人は大切にしなさい。人の物は取ってはならない。無理非道はしてはならない』と常々教わっています。今日の二百両も私の物にすべきではないと心得たまでのことです。」と答えたのでした。

藤樹は、中国の古典「大学」の中で、下記の言葉に感銘を受けています。
「天子より以て庶人に至るまで壱に是皆身を修るを以て本となす」
訳すと、「人は誰でも我が身を整えて徳を修める“修身”こそが根本にある」ということです。
そして、自分の一生を懸けて、身を修めようと決意したのでした。
その結果、数百年後にも彼のことが語り継がれています。

今回の講義は、当たり前のことを難しく伝えてしまったかもしれません。
ですが、とても感動していた塾生もいました。
少しでも人生の役に立ててもらいたいです。

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